マルゲリータ

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12日、13日と広島に居た。日本で最高のお祭りこと「西条酒祭り」に参加するためである。去年も参加して大変愉快な思いをしたのだけど、道行く人のほとんどが多かれ少なかれお酒を嗜んでいるという事実は本当にわくわくするもので、ただ通りを歩いているだけで結構幸せな気分になる。

入場料さえ払えば日本中の日本酒を無限に飲める「酒ひろば」はこの祭りの聖地、ちょっと見渡すだけで泥酔者がごろごろ地面で寝ているし何しろその光景がまだ日の高いうちから見られる。「意味が分からないよ。分かるけど」。仲良くなったアメリカ人がしきりに呟いていた。その通りだと思った。

ひろばではものすごい強面のおじさんも素面じゃちょっと目も合わせられないような美人のお姉さんも外国人の集団も「乾杯」の掛け声に応じてくれるので素晴らしい。盃を交わす所作は世界共通語なのだと改めて思う。「お酒の味が分からなくなってからが本番」。一緒に飲んだ地元広島の紳士の言葉だ。その通りだと思った。写真は酒蔵巡りの道すがらに撮ったもの。また来年。

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14日には実家に帰って稲刈りの手伝いをした。前2日でたくさん消費した分たくさん生産しなければ、という気持ち(実家は酒米農家ではないけど)。害獣の対策に労力を取られ過ぎるのと、祖父が亡くなって水の番をする人間が居なくなったから、来年からは米作の規模を大幅に縮小することになったとのこと。少しさびしい。まあ全く米作りをしなくなるわけではないので、田植えと稲刈りの時期に実家へ帰るのは変わらない。写真は稲刈りマシンを駆る勇敢な父の姿を捉えたもの。遠い。

祖母がカーディガンを編んでくれるそう。新米と併せてとても楽しみである。