ギャグ

ロング缶のビールというものはぱっと1本開けてしまうと驚くほど素早く身体を巡って自分で思っている以上にイエーイ、という感じになってしまうからいけない。今がその状態だ。イエーイ。

週末は会社の人と夜半まで麻雀をしてその足で実家に帰った。父の日のサプライズということで、東京で学生をしている妹が帰って来ていた。デザイン系の専門学生か何かと見まごうくらい髪の毛が明るくなっていたので笑ったら、妹は「今しかできないことだから」としきりに弁明していた。気持ちは分かる。けど、黒いTシャツに細いジーンズに黒いコンバースの立ち姿がなんともロックだったので、やっぱり笑った。

翌日久しぶりに家族4人でドライブに出かけた。海沿いのレストランで魚を食べて、砂浜で父と妹とで海に向かって低く石を投げてから、カフェでコーヒーを飲んだ。海辺で思いっきり身体を動かす父と僕と妹、それを見守る母、僕らが小学生だったころから変わってなくて、ああ、この感じこの感じ、と何度も思った。

その夜は会社の飲み会に顔を出した。中堅どころが集まる上司には内緒の集まり、というやつだったので、呼んでもらえて嬉しかった反面、まだ下っ端の僕が出席していいのかなーとも思ったけれど、まあ楽しかった。みんなが色々に対して色々な思いを抱えている、けど、それでも働くし、働かざるを得ないのだなあと、下っ端の癖に思ったりした。生意気な。

父の打った蕎麦と祖母の作った野菜、あと母からバスタオルと洗濯洗剤をたくさんもらって一人暮らしの部屋へと戻ってきた。土日は休息という休息を取らない怒涛の日程だったけれど、それでも金曜の朝よりだいぶ元気に月曜日を迎えられて、お酒を飲んで、イエーイって感じの夜を今日も過ごせていて、幸せだ。彼女欲しい。