星と

新入社員の後輩が担当の営業先から出入り禁止に近いことを言い渡されたらしく、えー! あららら、と思っている。僕が直接引き継いだ営業先だったので、あと、僕が担当していた時にはかなり良くして貰っていたお客さんだったので、寝耳に水の感が強い。後輩からは今日まで2回くらい「あのお客さんからこういう注意をされて…」という報告を受けていて、その都度(それはこうすれば良かったね、次からはこうすれば良いね、みたいな)アドバイスはしていたのだけど、それだけでは甘かったみたいだ。上司から教育と引き継ぎの不備を指摘され、返す言葉もなかった。

育てるといえば、毎日愛をこめて水をやっている植物たちが順調な繁茂を見せてくれていて嬉しい。バラは僕の手元にやってきてから2度目の開花時期を迎えて、ぱっと数えるだけで6つ、ほどけかけのつぼみから鮮やかな桃色が覗いている。たくさん日に当たっているからか、枝も伸び、新しい葉も芽生えて、旧い葉の緑も日に日に濃くなっているように見える。百日草の1番背の高い個体にも、ようやく小さなつぼみがついた。花盛りの夏が目前に迫っているのを感じる。

バラの新しい葉っぱは小さく柔らかく、周りがほんのり赤い。だからといってどうということはないけど、そういう細々したどうでもいい知識が増えていくのは、みどりを育てていて良かったな、と思うことの1つです。